| 07:あやとり |
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右手、左手、手を返し、親指…… ゆっくり、ゆっくり、シワのある細い指で紡がれるのは、様々なもの。 ちょうちょ、 ほうき、 とんぼ、 かめ かぶと、 あさがお つつじ、 手の中から紡がれる様々なものに、目を輝かせて見入ったのは幼い日の私。 何度も何度もせがんでは、色々なものを紡がせた。 しかし、今はそれも叶わず、魔法の紐は古棚の奥にしまわれた。 そして今、私はそれを取り出して、あの時紡いでくれた手よりも大きくなった自分の手で、その紐で世界を紡ぐ。 あみ、 かわ、 うまのめ、 つづみ、 ふね いちだんばしご、 にだんばしご、 さんだんばしご、 よんだんばしご…… |
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